3月 222013
 

去る3月20日は祝日のため店休日でした。

そのお休みを利用して、CheersおよびIRIEのスタッフ一同で、山梨県にあるウイスキー工場の「白州蒸溜所」研修ツアーに行ってきました。

内容は蒸溜所の見学とセミナー。「白州」というウイスキーがどのような環境で、どのようにして造られるのかを五感で理解することができ、非常に有意義な時間でした。

今回の研修は「香り」に始まり「香り」に終わったように思います。

白州蒸溜所は、「だるま」の愛称で有名なオールドが売れに売れていた1970年代のウイスキー需要に後押しされ、山崎蒸溜所に続くサントリーの第二蒸溜所として建設されました。

その立地というのが、人里離れた森の中。敷地内はきれいに整備されていますが、周りはアカマツをはじめとする木々に囲まれています。

蒸溜所に到着してバスを降り、まず感じたのが自然の香り、森の香りでした。

そして工場内の見学ツアー。ウイスキー造りの初めの段階に、原料である麦芽を温水に漬けて糖分を引き出す「糖化」という工程があるのですが、この設備がある部屋に近付いた瞬間から麦芽の甘い香りに包まれます。

続いては糖分をたっぷり含んだ麦汁をアルコールに変える「発酵」という工程。この発酵を行うベイマツ製の発酵槽からは甘酸っぱい複雑な香りがします。

さらには発酵した液体をウイスキーの元であるスピリッツに変える「蒸溜」工程。蒸溜するために、釜に入っている発酵液を加熱する方法はいくつかあるのですが、白州蒸溜所ではガスバーナーでの直火焚きを採用。これにより釜の底のほうの液体が高温になり、少し焦げたようになるのですが、これがとてもいい香り。部屋全体にトースト香が漂っていました。

建物を移動して今度はウイスキーの熟成庫へ。ここでは樽詰めされたウイスキーが眠っているのですが、その数なんと1万樽!そして同等かそれ以上の規模の熟成庫が敷地内に20棟以上あるというのだから驚きです。熟成庫内はまさにウイスキーの香りで満たされています。お酒の弱い人なら香りだけで酔ってしまいそうです。樽の中のウイスキーは年間約2%蒸発するとのこと。樽の大きさは様々ですが、ざっくり容量200リットルとして、熟成庫内の1万樽を合わせると200万リットル。蒸発するのはその2%なので年間4万リットル、つまり1日あたり100リットル以上のウイスキーが蒸発していることになります。それだけのウイスキーが充満している熟成庫内の香り…想像できますか?

このまま続けると更に長くなってしまうので割愛しますが、蒸溜所内見学の後で受けたセミナーも非常に興味深い内容でした。ウイスキー造りに欠かせない重要な原料のひとつが「仕込み水」、つまり水ですが、これが軟水か硬水かでもウイスキーの味に大きな違いが出るそうです。実際に白州の仕込み水である軟水と、その他の硬水で飲み比べると味わいに差がありましたし、ウイスキーの水割りにするとその違いは更に際立ちます。香りの立ち方や舌に残る風味が全く違うんです!他にも白州や山崎の構成原酒飲み比べをしたり、手のひらサイズに裁断された樽材に触れたり、体験型のセミナーを目一杯楽しみながら勉強させていただきました。ところでウイスキーを寝かせる樽の内側ってどうなっているか、ご存知ですか?その答えは…Cheersでお教えします笑

結局長くなってしまいました。まだまだ語り尽くせませんが、この先はCheersでお話しします。ちなみに白州ならではのウイスキー&フードも仕入れたのでお楽しみに。数量限定ですので、早めのご来店をお待ちしています。

2013_03_20_10_18_01

写真は行きの「あずさ9号」で熟睡する佐野店長。良い寝顔です。

Kei Nakanishi

  4 Responses to “白州蒸溜所に行ってきました”

  1. 私も行ったことあります!面白いですよね!樽に火を付けるパフォーマンスが印象的でした。でも忘れちゃったのでお話の続きが聞きたいー!

    • 樽に火を付けるパフォーマンスは今回のツアーではやっていませんでした。今となってはあのパフォーマンスのためだけに行う手法なので、やめてしまったのかもしれませんね。白州のお話はいくらでもして差し上げますよ!でも次にお会いするときはお互いに白州の話なんて忘れてそうですが…笑

  2. すばらしいコメント[OK!]
    長いけど…。

    自転車壊したいい加減な人とは思えないですね。

    • コメント有難うございます!
      とても励みになります。

      生きていると色々なことが起こりますが、全ては糧になると信じています。

 Leave a Reply

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">