Nakanishi

9月 232014
 

突然ですが、わたくし、中西 啓は、
一身上の都合により、
今月をもって退職することになりました。

大学中退、行く当てのない僕をこの会社に拾われて6年と8ヶ月。
たくさん笑って、たくさん迷惑かけました。
クズみたいな人生ですが、人には恵まれたと思います。
カウンターの内からも外からも支えられて、
今日までやってこれました。

本当に、感謝しています。

有難うございました!

残りの数日間、楽しみながら、噛み締めながら、
丁寧に仕事をやり遂げます。

いつかまた、カウンター越しに会えますように。

少し早いですが、以上をもって、
お別れのご挨拶とさせて頂きます。

それでは。

中西 啓

10月 232013
 

来る11月3日(日)、4日(月・祝)
Shot Bar CheersがPhoto Gallery Barに模様替えします。

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展示する写真は
写真家・武田光司さんの新作50点!(予定)

武田さんは、見た目は非常にイカツイ風貌をしていますが、
写真はとっても優しい風合い、色合いです。

特に子供の写真は表情が印象的で、
とびきりの笑顔なんて、とても初対面の人に向けられたものとは思えなくて、
いったいどうやって引き出したんだろうって不思議になります。

今回Cheersで展示される作品は僕もまだ知らないのですが、
きっと心に強く残るものだろうと楽しみにしています。

写真展は入場無料、Barらしくお酒も提供していますので、
興味のわいた方は下記特設サイトにて詳細をご覧ください。

http://momocan1215.wix.com/photoex

芸術の秋、いつもと違うCheersでお待ちしています!

Kei Nakanishi

3月 222013
 

去る3月20日は祝日のため店休日でした。

そのお休みを利用して、CheersおよびIRIEのスタッフ一同で、山梨県にあるウイスキー工場の「白州蒸溜所」研修ツアーに行ってきました。

内容は蒸溜所の見学とセミナー。「白州」というウイスキーがどのような環境で、どのようにして造られるのかを五感で理解することができ、非常に有意義な時間でした。

今回の研修は「香り」に始まり「香り」に終わったように思います。

白州蒸溜所は、「だるま」の愛称で有名なオールドが売れに売れていた1970年代のウイスキー需要に後押しされ、山崎蒸溜所に続くサントリーの第二蒸溜所として建設されました。

その立地というのが、人里離れた森の中。敷地内はきれいに整備されていますが、周りはアカマツをはじめとする木々に囲まれています。

蒸溜所に到着してバスを降り、まず感じたのが自然の香り、森の香りでした。

そして工場内の見学ツアー。ウイスキー造りの初めの段階に、原料である麦芽を温水に漬けて糖分を引き出す「糖化」という工程があるのですが、この設備がある部屋に近付いた瞬間から麦芽の甘い香りに包まれます。

続いては糖分をたっぷり含んだ麦汁をアルコールに変える「発酵」という工程。この発酵を行うベイマツ製の発酵槽からは甘酸っぱい複雑な香りがします。

さらには発酵した液体をウイスキーの元であるスピリッツに変える「蒸溜」工程。蒸溜するために、釜に入っている発酵液を加熱する方法はいくつかあるのですが、白州蒸溜所ではガスバーナーでの直火焚きを採用。これにより釜の底のほうの液体が高温になり、少し焦げたようになるのですが、これがとてもいい香り。部屋全体にトースト香が漂っていました。

建物を移動して今度はウイスキーの熟成庫へ。ここでは樽詰めされたウイスキーが眠っているのですが、その数なんと1万樽!そして同等かそれ以上の規模の熟成庫が敷地内に20棟以上あるというのだから驚きです。熟成庫内はまさにウイスキーの香りで満たされています。お酒の弱い人なら香りだけで酔ってしまいそうです。樽の中のウイスキーは年間約2%蒸発するとのこと。樽の大きさは様々ですが、ざっくり容量200リットルとして、熟成庫内の1万樽を合わせると200万リットル。蒸発するのはその2%なので年間4万リットル、つまり1日あたり100リットル以上のウイスキーが蒸発していることになります。それだけのウイスキーが充満している熟成庫内の香り…想像できますか?

このまま続けると更に長くなってしまうので割愛しますが、蒸溜所内見学の後で受けたセミナーも非常に興味深い内容でした。ウイスキー造りに欠かせない重要な原料のひとつが「仕込み水」、つまり水ですが、これが軟水か硬水かでもウイスキーの味に大きな違いが出るそうです。実際に白州の仕込み水である軟水と、その他の硬水で飲み比べると味わいに差がありましたし、ウイスキーの水割りにするとその違いは更に際立ちます。香りの立ち方や舌に残る風味が全く違うんです!他にも白州や山崎の構成原酒飲み比べをしたり、手のひらサイズに裁断された樽材に触れたり、体験型のセミナーを目一杯楽しみながら勉強させていただきました。ところでウイスキーを寝かせる樽の内側ってどうなっているか、ご存知ですか?その答えは…Cheersでお教えします笑

結局長くなってしまいました。まだまだ語り尽くせませんが、この先はCheersでお話しします。ちなみに白州ならではのウイスキー&フードも仕入れたのでお楽しみに。数量限定ですので、早めのご来店をお待ちしています。

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写真は行きの「あずさ9号」で熟睡する佐野店長。良い寝顔です。

Kei Nakanishi

11月 092012
 

一足も二足も早く、チアーズにクリスマスがやってきました。

Big Peat Christmas (Douglaslaing) ,53.6%
ビッグピート クリスマス(ダグラスレイン社)、53.6度

アードベッグ、カリラ、ボウモア、ポートエレンという人気のアイラモルト4種をブレンドした「ビッグピート」のクリスマスエディションです。(写真右)
「ビッグピート」は加水タイプの46%でしたが、こちらは樽出しのカスクストレングスなので、非常に力強い味わいです。
口に含むと、樽出し度数ゆえの甘みがあります。その刹那、雪崩のように襲いかかる、厚みのあるピート香。まさにビッグピート!

温厚で柔和なサンタというよりは、改造ソリに乗って猛スピードでで夜空を駆け抜けるイカついサンタといった感じです。
クリスマスエディション。そのココロは・・・

「雪の降るような寒い夜は、これでも飲んで温まってくれ!」

という意味合いなのだろうと、独自解釈しています。
スコットランドから届いた強烈なクリスマスプレゼント、是非ご賞味あれ!

Kei Nakanishi

10月 312012
 

Shot Bar Cheersとしては初の試みとなります。

大手酒販会社ペルノ・リカール・ジャパンと合同で、「ウイスキーセミナー」を開催します!

内容は同社の所有ブランド「シーバスリーガル」を絡めてのウイスキー座学講習、そして「シーバスリーガル」に使用しているウイスキー原酒のテイスティングです。

座学講習は、バーテンダーを対象に行うセミナーと同じ資料を使いつつ、わかり易くポイントを絞って説明するので、ウイスキーに興味さえあれば、楽しみながら知識が身につくと思います。

テイスティングは、シーバスリーガルに関連するウイスキー数種類をご用意します。ひとつひとつ丁寧に説明しながらのテイスティングなので、今後ウイスキーを味わう際の参考になればと思います。

対象者はCheersのお客さま全員ですが、特にオススメしたいのが

1. 最近、スコッチウイスキーに興味を持ち始めた方

2. 以前からスコッチウイスキーに興味はあるが、種類が多くて難しいと感じている方

3. シングルモルトはよく飲むが、ブレンデッドはあまり飲んだことがない方

以上の方は是非ご参加ください!

ウイスキーの楽しみ方、見つかります。

もちろん、日頃からウイスキーを飲み慣れている方も大歓迎です。

新しい発見、きっとあります。レアなウイスキーも用意しています。

前置きが長くなりましたが、開催日時のご案内です。

◆日時:11月18日(日曜日)、15:30~16:30

◆場所:Shot Bar Cheers

◆参加費:1,000円

参加をご希望の方は、スタッフにその旨お伝えください。

知人の方と連れ立っての参加も歓迎いたします。(事前にお伝えください)

ウイスキーの「お勉強」ではなく、ウイスキーを「楽しむ」セミナーを目指しています。

是非ともご参加ください。お待ちしています!

Kei Nakanishi

10月 182012
 

チアーズの「ランチの女王」NONさんも大好き、「アイラの女王」ボウモア入荷しました。

Old Masters Bowmore 1996 (James Macarthur) ,58.8%
オールドマスターズ ボウモア 1996年 (ジェームス・マッカーサー社) 、58.8度

シリーズ名の「オールドマスターズ」は、18世紀以前に活動していたヨーロッパの優れた画家(ダヴィンチやフェルメールなど)、またはその作品を示す美術用語である「Old Master」に由来します。

1779年に創設されたアイラ島最古の蒸留所ボウモアも、優れた作品を生み出してきたという意味では、「Old Master」を冠するに相応しいと言えます。

さて、このボウモアはバーボン樽で13年熟成。

加水せずに樽からボトリングされる、いわゆる「カスクストレングス」なので、アルコール度数は非常に高いですが、口当たりは意外とソフトです。

穏やかで、柔らかな甘味と穀物香、そして控えめではないが主張し過ぎないスモーキーフレーバー。口に含んでからフィニッシュまで、これらの味わいが一定の線を保ちながら続いてゆきます。

決して軽めのアイラモルトではないです。ポテンシャルを感じさせつつ、あえて出力を絞ることでバランスを重視した、「抑制的なモルト」という印象を抱きました。

まずはストレートで、是非。

Kei Nakanishi

10月 172012
 

シェリー樽熟成のモルト入荷しました。

Glen First Class 2000 (Malts of Scotland) ,50%
グレンファーストクラス (モルツオブスコットランド社) 、50度

グレンファーストクラス。
どこかで聞いたことあるような、何かが違うような。
蒸留所名は明かされていませんが、中身は「グレンファークラス(Glenfarclas)」だと思われます。
蒸留所によっては、オフィシャルボトル以外に蒸留所名を使わせないところもあります。
よって、「ファークラス」ではなく、「ファーストクラス」。
駄洒落ですよね、これ。

熟成は9~10年と若めですが、カラメル添加してるんじゃないかってくらい、異様なほどに色が濃いです。
味わいは、見た目通りのビターチョコフレーバー。
加水すると、甘さとオレンジ系のフルーティーさが際立つので、ストレートにちょこっと加水して飲むのがお勧めです。
チョコレートにも間違いなく合います。

寒くなるにつれて、こういう「まったり系モルト」が美味しくなってきますね。

Kei Nakanishi

10月 052012
 

美味しいカリラ、入りました。

World Wonders Caolila 29Y (Morrison&Mackay) ,61.4%
ワールドワンダーズ カリラ 29年 (モリソン&マッカイ社) 、61.4度

バーボン樽で29年の長期熟成ですが、「樽の風味が強すぎない、樽に負けていない」という風に平田とも意見が一致しています。

シトラス系の華やかな香り、蜂蜜のような柔らかい甘味、カリラらしいドライな潮っぽさ、そして骨太なピート香が余韻として長く続きます。

これぞ長期熟成アイラモルトの成功例。

「そっち系」が好きな方は確実に満足出来ると思います。

Kei Nakanishi

9月 282012
 

新入荷・・・してから紹介するのをすっかり忘れていました。

今回はマッカランです。

 

Speymalt from Macallan 2002 (Gordon&Macphail),43%

スペイモルト フロム マッカラン 2002年(ゴードン&マクファイル社)、43度

熟成年数10年未満と若めのマッカランですが、オフィシャル12年に負けず劣らずの濃い味わい。

マッカランを飲むとき、何を期待しますか?

やはり、あのビターチョコレートのようなリッチな風味でしょう。

このマッカランも、ちゃんと、「マッカラン」してます。

グラスに注いで一口。ちょっと若いかな、でも10年未満にしてはしっかりしてるな。そんな印象。

驚くのはここから。空気に触れて、時間が経つのを少し待ってみてください。

びっくりするくらい華やかな香りが立ちます。化けます。グラスの中で抜群の存在感を放ちます。

秋になり、夜も長くなりました。

ゆっくりと、時間の流れを楽しみながら、傍らにこのマッカランを置いてみてください。

ちょっと幸せになれるかも。

Kei Nakanishi

8月 202012
 

前回は「マル島」にある「トバモリー蒸留所」の「レダイグ」でしたが、

今回は「アラン島」にある「アラン蒸留所」の「アラン」です。(正確にはアイル・オブ・アラン蒸留所)

The Maltman Arran 1996 (Medowside Blending),46%

ザ・モルトマン アラン 1996年(メドウサイドブレンディング社)、46度

アランは元々、非常にフルーティな香りが特徴。

Cheersにあるオフィシャルの10年は杏のような甘い香りが思う存分楽しめます。

一方こちらは15年と熟成期間が長めになり、

最後の1年をソーテルヌ(フランスの甘口ワイン)の空樽で後熟しているので、

そのぶん樽香によるビターなニュアンスが加わっています。

アラン、5年の間に随分と大人になったね・・・。そんな印象。

大人の風格漂う、「しっかりモルト」です。

Kei Nakanishi